こんにちは。

武蔵新城スクールの鈴木です。

自分に自信を持っている子供、というのはそうそう多くないかもしれません。

もちろん、もともと暗記やスポーツが得意とか、負けん気が強いとか、そういう特質をもっている子であれば、小さいときから大人の望む結果を出せますから、自信を持っていたりすることもあるでしょう。

ある国際的な企業が2020年に18歳から65歳までの人に各国で自信などの調査を行いました。
その結果は22カ国中、日本人は最下位で諸外国に比べて自信を持っておらず悲観的な考えをもっているという結果が出ました。

大人たちが「悲観的で自信をもっていない」のに、どうやって、子供が自信をもてるというのでしょうか。
もちろん、私たち大人が自信を持って生きるということも大切なのですが、親が子供を信じることがまず大切です。

自信というのは、自分を信じるという気持ちです。
親が子供を信じていなくて、「あれをやれ」「これをやるな」と押さえつけて、子供に「自信を持て」なんてできるわけがないんです。

子供に自信を持ってもらう一つの方法は、親が決めるようなことにも子供の判断を入れるようにすることです。

例えば家を買うとか、車を買うというような時です。

もちろん、ある程度は親が選択します。
お金の面など、子供だけでは選べないですから。
その中でも複数の候補はあるでしょう。

そうした時に、一緒に子供も回って、親が気に入ったからといって親だけで決めるのではなく、子供も本当にそれがいいと思うか、またはじめから希望があるのならば、それを取り入れて候補を探すようにします。
そして、子供が嫌だと言ったら、それは却下するようにします。
拒否権が子供にもあるということです。

親としてどうしても進めたいときには、子供を説得することも大切なことです。
子供は親のいいなりになればいいのではなく、一人の人として認めるから自信をもてます。

子供も一人の家族として、家や車を使います。
子供といっても大学生などほとんど大人でなく、小学生でも幼稚園児でもいいんです。

子供としては、自分の意見を聞いてくれた、というのは覚えているものです。
自分を認めてくれたという感覚ももてるかもしれません。

なんでも親が決めればいいわけがないんです。

子供から選択権を奪っておいて自信を持て!なんてできますか。
子供の考えを聞く、そして考え、話し合うことが大切です。

親の言うことが正しいと強制させたら、それこそ「考えない子」ができてしまいます。