こんばんは。

塾長の鈴木です。
たまに、「センス」を持った生徒さんに出会うことがあります。
もちろん、科目によって異なるのですが、「センス」というのは、「考え方」に見られます。
つまり、ある知識を知っているとか、知らないとかではなく、どのように「考えるか」という問題を解くときの切り口に現れます。
数学のセンスのある子というのは、教えていない問題であっても、自分なりの方法で解くことができたり、一つの公式から、その公式を派生させて全く違う使い方をしたり、です。
「センス」のある子というのは、理解が早かったりするのですが、必ずしも「センス」と点数は一致しません。
「センス」のある子は、色々な問題の解き方をすぐに身に着けることが出来ますが、やはり、自分で色々な問題を解いて、はじめて、「身につく」のです。
ただ、解き方を理解するだけでは、点数になりません。
いつも言いますが、「わかる」と「出来る」別だということです。
「わかる」とは様々な問題を理解することです。
「できる」というのは、確実に解くことが出来る、ということです。10問似た問題があっても、10問正解出来るということです。
どれだけセンスがある子であっても、やはり、ある程度問題数をこなすことで、自分のミスパターンを認識して、それを直すことが出来るようになっていきます。
センスも、磨かなければ光らない、というところですね。
もっとも、このセンスというのは、「教える」ことが出来ない部分でもあります。センスがあるというのは、非常に有利ですが、そこにあぐらをかいてはまずいということです。