武蔵新城スクールの鈴木です。

スマホとの距離がとれない子供もいます。

そのために、それを取り上げれば何か解決するように思っている親もいます。
ご存じの通り、スマホを取り上げたところで勉強をするようになどなりません。

もちろん、睡眠不足になってしまうのは、翌日を無駄にしてしまう点でまずいので、それは教える必要があります。

子供たちは、ゲームをやったり、動画をアップしたりすることでフォロワーを増やしたりします。
それはこれから生きる上で、まさに必要な能力です。

目の前の勉強は、高校や大学に進むためにある程度は必要かもしれません。
しかし、その勉強をしているからといって、全く安泰ではないことは大人たちは知っているはずです。
昭和の時代に組まれたカリキュラムの勉強がいくらできたところで、東大に合格できたところで、それが身を助けてくれる時代は終わりました。
もっとも、旧来からある仕事のごく一部の分野では通用するかもしれません。

ゲームや動画アップでフォロワーを増やすことのできる能力こそが、生きる力につながります。
これからお金が仮想通貨になっていくことや、現実世界が仮想の世界にコピーされていくことで、従来の土地や、金を中心とした世界の占める割合は減っていきます。
多くの銀行や、日本を代表する大手企業は売却、合併を繰り返し、縮小していくことでしょう。

親が子供を理解できないからといって、親が理解できる形で子供を行動させようとしたら、それは子供の可能性を奪っているのです。
子供は親よりも次の時代を生きるものです。

親は親で昭和を生きてきました。
昭和や平成の時代に通用したやり方が、令和に通用する部分は減っていきます。

今、何が必要なのか、親が子供からスマホを取り上げようとするならば、親が積極的に情報収集をしてこれからが本当にどういう世の中になるのかを考えたうえでアドバイスをしなければなりません。
その上で、スマホを子供がから取り上げようと考えるのならば、親のスマホもゲームや動画に使えないようにするべきです。
そうしなければ、子供だって納得しないでしょう。

子供は直感をもっていますので、これからの時代に必要なものを先取りします。
親は昭和か平成の知識しかないわけですから、今の時代を勉強し続けて子供にある意味、追いつかないとならないのです。