こんばんは。
武蔵新城スクールの鈴木です。
義務教育といいますが、よく誤解されています。
子供に「義務」があるのではありません。(権利はありますが)
義務教育は親に課されたものです。
その教育とは何かと言えば、私の考えで言えば学校に行かせることではありません。
子どもに合った教育は何か、子供と相談しながら親が考えてその環境を用意することです。
「絵を描きたい」
「ダンスをしたい」
「勉強したい」
「サッカーしたい」
「ピアノを弾きたい」
「韓国語を話したい」
「動画編集をしたい」
「ライブ配信をやりたい」
・・・etc
親が決めるのではありません。
子どもと相談して決めるのです。
「勉強」については、ある程度必要な場合もありますので、それは子供と相談のうえですね。
例えば「絵を描きたい」といったら、今はデジタルが基本です。
そうすると、アナログとデジタルの両方の環境が必要になります。
その両方を指導できる人を見つけて習わせたり、必要な機材を買い与えたりする必要もあるでしょう。
ただ、習わせればいい、機材を買えばいい、というわけではないのです。
将来、どういう世の中になるから、自分の子供に何を身に付けたらいいのか、親が勉強して考えるのです。
子どもは「発案」まではします。「〇〇したい」と。
その先まで、考え、話して、環境を用意する。
これが、親の「義務教育」です。
子どもですから、「〇〇をやりたい」と言っても結局飽きてすぐにやめることもあるかもしれません。
しかし、子供が気に入っているものは、案外何年も辞めないものです。
1年程度ですぐに辞めても別にいいのです。
確かに、楽器系はもったいないですよね。
それでもいいんです。
「高いピアノまで買ったんだから続けなさい」
なんて、迷惑な話です。
そんなことで、子供に押し付けるものではありません。
小学生など、まだ小さいのであれば、子どもがやりたいといったらまずは習わせてみる。
様子を見る、聞く、そのうえで続けるか考えたらいいのです。
(経験則で言うと、学年が上がるとすぐに辞めるとかが減っていくような気がします。子供自身が自分の適性に気づいていくのだと思います)
「好きこそものの上手なれ」
意味は、好きなものはすぐに上手になる、ということですが、逆に向かないものを無理やりやらせても仕方ない、ということです。
そういう得意なものがあると、子供は自信を持ちます。
どの親も、子供に自信を持ってほしいといいながら、自信を失わせることばかりさせたり、言ったりしていないでしょうか。
言いなりになるのではなく、考えたうえで子どもの意見を尊重することも自信を持たせる一つの方法です。