こんばんは。
武蔵新城スクールの鈴木です。
できることを一生懸命に取り組む、当たり前の話ですけど、きっと簡単ではありません。
組織内における仕事であれば、納期なり、ノルマなりがあるので、取り組みやすいところはあります。
子どもたちにとって、勉強に取り組むというのは、その大人の仕事に比べるとかなり難しいのではないかと思います。
大人の仕事は、それぞれが選んだものです。
〇〇にならなければならない、ということは普通ありません。
もちろん、大人の仕事が楽だとは思いませんが、子どもたちの勉強に比べてどうなのだろうかと。
勉強が好きだとか、暗記が得意だとか、なんらかの有利な点をもっていた人にとっては、学生時代の勉強は楽だったはずです。
当たり前ですが、決まったことを、決まった期間に、アウトプットできればいいわけですから。
ただ、そうではない、多くの勉強が嫌いだったり、勉強が苦手な子にとって、自分が選んだものでもないよくわからないたくさんの科目を一定の期間にとにかく覚えろというのは、とても難しいと思います。
そういう子にとっては、仕事よりずっと難しいものでしょう。
就職すると、逆に仕事ってなんて楽なんだろうと思えるでしょう。
勉強が嫌いだ、苦手だという子がいたとき、なぜやらないんだ、と責めるよりも、その子にとって何が大変なのかをわかってあげることが大切です。
その子はたぶん、ただ、なまけている、というわけではないです。
足が速い子も、足が遅い子もいる、走るのが好きな子がいる、走るのが嫌いな子がいる、ただそれだけの話です。