武蔵新城スクールの鈴木です。

まもなく参院選です。

若者の投票率が低い言われています。
総務省の令和3年の第49回衆議院選挙からデータをもってきます。

10代 43.21%
20代 36.50%
30代 47.12%
40代 55.56%
50代 62.96%
60代 71.43%
70代以上 61.96%
(全体 55.93%)

面白いのが、10代の方が20代よりも投票率が高いです。
まだ、始まったばかりですので興味もあるのかもしれませんし、YoutubeやTikTokなどで案外いろいろと情報を得て、普通に始まったばかりかどうかにかかわらず興味があるのかもしれません。

どちらにしても、問題なのは、60代は7割で、20代は4割弱ですので、若者の投票率が低いというのは間違ってはいません。

では、なぜ、そのようになってしまったのかということがあります。

それは一つに、親が子供の前で政治について、社会について、仕事について、お金について話してこなかったことが問題ではないでしょうか。
親がお金のことや、仕事のことを子供の前で話すのは避けるべき話題、というような考えをもっていると、子供は情報が少ないですので、興味を持ちにくくなります。

でも、普段から親や大人が社会や政治、お金、仕事について話していれば、何が問題なのか、選挙がどういう意味を持つのかわかるはずです。

「選挙なんて興味がない」
「政治なんて興味がない」
「自分さえよければいい」

そう考えてきた結果が、今の政府を作り、企業を作り、学校を作ってきました。
日本がいまや世界的にも立ち遅れたただの「高齢化が進んだ国」とみなされるのは、当然の結果です。

大人は普段から、「社会」に出ています。
学校教育を受けている子供たちよりも多くの「社会」を知っているはずです。

それを一番身近な大人が子供たちに話すことが、世の中を少しでも良くする一歩になるのではないでしょうか。