こんばんは。
武蔵新城スクールの鈴木です。
誰かに何かを伝えたいなら、何度も言うことではないんです。
まずは、相手の話を聞くことです。
相手が子供でも、大人でも同じです。
先日、床屋で20代の店員さんから、
「後輩の子たちがなかなか言った通りにやってくれない」
と言われました。
まず、言った通りにやらないから何度も言うとか、怒るのではなく、
なぜ、そのようにやらないのか聞いてみることが大事ですよ、と伝えました。
もちろん、「なんで言った通りにやらないんだ!」では逆効果です。
それは聞いているようで、聞いていないです。
何か言った通りにやらないとしたら、やらない理由があるんです。
それを言ってくれないとしたら、言ってくれない理由を考えるんです。
一方通行になったらそれはコミュニケーションになりません。
どうしたら言ってくれるようになるかな、と相手の考えに興味を持つようにします。
私が子供の頃、父親とよく言い合いをしていたのを見た、今は亡き祖父に言われた言葉があります。
「あっちゃんねぇ(私のこと)、まずは相手に言いたいことを言わせるんだよ。そのあとで自分の伝えたいことを言ってごらん」
何が正しいかなんて、本当はわからないんです。
誰しも自分が正しいと思ってしまいますが、相手がどう考えているのかをまず興味をもって聞いてみる。
相手の話を聞くから人も自分の話を聞いてくれるのだと思います。