こんばんは。
武蔵新城スクールの鈴木です。

スマホとの距離の取り方についてお伝えします。

この「スマホ」についての問題は、私の世代でいえば「テレビゲーム」にあたり、私の親の世代であれば「漫画」だったのでしょう。

いつの時代も、親が目の敵にするモノがあります。
まず、一つ言えることは、親が反対する理由は、親が理解できないからです。
今いる子供たちは100歳以上生きることが当たり前になっていて、生きる世界が異なります。
子供にしか見えていない世界がある、それをまず親が認識しなければなりません。

その前提に立ってから、必要に応じてルールを決めます。

一番やってはいけないルールが、「テストの点数が悪かったら取り上げる」です。
スマホがあろうとなかろうと、テスト点数は関係ありません。
自分の思い通りにならないから、何か罰を与えてやろう、という親の暴力です。

では、放っておけばいいのか、というところですが、
「短くて、太い定規」を持つことが大切です。

あれもだめ、これもだめ、と細かく取り締まるのは良くないです。
短い定規というのは、ここだけはまもらないと、という最低限のルールを決めます。

私の考える最低限のルールは、「夜の時間」です。
明け方までずっとスマホで遊んでいて、次の日の学校が眠くて仕方がない、という状況は避けた方がいいです。

学校が翌日あり、朝7時に起きなければならないのならば、小学生であれば23時には使うのをやめるようにしたり、中学生であれば0時までにする、というようなルールです。

翌日が休みの場合でも、同じ時間の方がいいでしょう。その理油は、休日に明け方まで起きていると、月曜日にそのしわ寄せがきて、そのまま一週間寝不足のような悪循環になるからです。

ただ・・高校生はどうしたらいいかは難しいところです。
高校生にもなって、親がスマホの時間を管理するというのはどうなんだろうと。

それはさすがにしなくてもいいのでは、と思いますが、睡眠時間を削るのだけは避けなければならないことは伝える必要があります。
多くの場合、子供たちが足りると思っている時間では翌日本当は全然足りない、というようなことがよくあります。
翌日、授業中に眠くならない時間数はいくつなのか、これは少し実験をしていくと、見つけることができます。

社会人であってもそうなのですが、5時間~8時間くらいまで30分刻みくらいで変えていって、自分にちょうどいい時間を見つけると、仕事がとてもはかどるというのはよくあります。

6時間で足りるとずっと思ってきたけど、実は7時間ないと、翌日は眠くなってしまうんだ、とか、それを見つけるといいです。