武蔵新城スクールの鈴木です。

小学生、中学生でも算数の「割合」が苦手な子は多いです。

ただ、この「割合」が使えないと、社会に出たときに、搾取(さくしゅ)される側に回ってしまいます。

金利、年利、利息、利益率・・全部、「割合」です。

これがわかっていないから、よくわからずにクレジットカードのリボ払いなどを使ってしまう人がいるのだと思います。
複雑にしているのは、あれはわざとですから。
一見、買い物をしてもお金が出ていかないような気持ちにさせる仕組みです。
目先しか見てない人をターゲットにしてお金を搾取する仕組みです。

ローンなどもそうです。お金に余裕がないのに、なぜ、余分に支払うローンを組むのか。

家などであれば仕方のないところもあるかと思います。

ただ、車などは金利が高いことも多いので、ローンは使わないほうが良いものの一つと思います。
家と違い、(普通は)何千万もするものではありませんので、少し買う時期を遅らせて買った方がよほどお得です。
(そもそも、都心部においてはカーシェアリングも増えてきていますので、家により買う必要があるのかどうかも微妙ですが)

最近は金利が下がっているように見えますが、それでも一見安そうに見えて、あちこちで高利なサービスはあります。

中学でも高校でも、年利の計算とかを授業ではほぼ行わないと思います。
二次方程式や微分積分などを教えるより、よほど、しっかりと年利の計算を教えた方が社会に出てから生かせるとは思います。
微分積分は、「工学」には使いますけど、大半の子は「工学」に進まないわけですから。

数学ができるできないは、人それぞれ得意、不得意があるので当然ですが、
「割合」ができるかできないかで、子供が搾取される側になってしまうのか、そうでないのか、ということはむしろ大人として教えてあげないとならないことかもしれません。

誰だって、自分の子供には搾取される側には回ってほしくないですから。