こんばんは。

塾長の鈴木です。
色々な生徒さんを見ていると、明らかに記憶力が良かったり、理解力が高い、という子もいます。
もちろん、その逆に、極端に覚えられないという子もいます。
ただ、そういう子ばかりではないです。差はあるものの、基本的にみんな、持っている能力自体は、そこまで差がないことが多いです。
でも、圧倒的な勉強量をこなすことができるのであれば、基本的には、かなり良いところまでいけます。
一回教科書目を通したり、一回話を聞くだけで頭に入る子は、余裕があるので、勉強ばかりに時間を割くということはしないですね。その能力を使って、別の分野でも力を発揮したりもします。
もっとも、そこにあぐらをかいてしまうと、大した結果も出せなかったりします。
自分が普通だという認識があるのであれば、勉強なりに絞って、その子の2倍、3倍の勉強をすれば良いです。
ただ、勉強の嫌いな子だと、勉強しろと言ったところで、ただ、机に向かっているだけで、ぼーっとしてしまうなど、意味のない時間になることもありますので、一緒に勉強をするという必要があります。
でも、もし、その子が、なんとかしたい、と思えたのならば、そういうぼーっとしているというようなことはなくなっていきます。
机に向かうから勉強ができるようになるわけではないですよね。
教科書なり問題集にかかれている問題が解けるようになるから、テストでも点数がとれるようになるわけですよね。
自分は、この問題集と、この問題集は完璧にした、というような、圧倒的な量をこなしていくと、相当力がつきます。
タイトルに書きましたが、質(ここでは、もともとの能力という意味で使いました)で勝てないなら、圧倒的な量(できるようになった量)で勝つ。
ウサギとカメの話がありますが、先日読んだ、ある芸能人に言わせると、ウサギとカメなんか勝負にならない、むしろウサギは他のウサギと競争しているんだ、と書いてありました。
ただ、人の能力というのは、一つだけではありませんから、もし、その勉強という自分が普通だと思う分野で成果を出してみようと思うのならば、それに圧倒的な量で取り組むのならば、何かが得られるはずです。
それは、合格だとか、そういう目先のことだけではなく、一生使えるなんらかの力、です。