おはようございます。

塾長の鈴木です。
高校までの数学というのは、いわゆる、機械作業的な部分が多いです。
もちろん、ヒラメキやアイディア次第でいろいろな解き方があるというのも数学です。
ただ、基本は、決まった問題を決まったツールで解くという部分もあります。
この作業にどういった意味があるのかと言えば、割とモノづくりに似ているように思います。
ソフトでも、自動車でも電気製品でも良いのですが、モノづくりというのは、「ある解(実現したいこと」が決まっていて、それに対して、どのようなツールや技術を使って実現するか、ということがあります。
そして、1000回動かして1000回正確に動く必要があります。
数学の計算というのは、まさにそういったことですよね。
いかにある「問」に対して、どのようなツール(公式など)を使って、「解」にたどり着くか。
途中で、式が一つ抜けるだけで、正解にたどり着かない。
モノづくりであれば、「不具合・バグ」ということになります。
数学から派生した技術が通信や暗号化技術に使われているといった、直接的なことではなく、数学を解くときのようなことは、モノづくりの時には必要とされている技術、その予行練習のようなものに思います。