こんばんは。
塾長の鈴木です。
定期試験もようやく終わり・・というところですが、ここが、力のいれどころですね。
勉強を全くしていなかった子が、勉強をするようになると成績は比較的上がりやすいのですが、それなりに「やっている」生徒さんの方が上がりにくい、なんていうことも起こりえます。
それは、「密度」なんです。
勉強をやっていなかった子であれば、「勉強をやっていない」という自覚がありますので、今までより勉強をする、ということが出来ます。
しかし、なまじっか、勉強を「やっている」つもりの子は、時間としては皆持っている時間は増えませんから、ただ気持ちが焦るだけで点数が伸びない、ということもあり得ます。
その場合は、「密度」を高める必要があります。
勉強をやっているつもりの子で、成績が伸び悩んでいる子というのは、いわゆる、「無駄」なことをやりがちです。
本人としては、机に向かって何かをまとめたり、ノートを作ったりするのですが、それは、全く点数になりません。
もっとも、成果物が出来るので、「満足感」だけは得ることが出来ます。
結局、やらなければならないことは、「演習」をして、「間違い」を見つけて、「間違い」をつぶし、「正解を増やす」ということをやる必要があるのです。
例えば、漢字を覚えるでも単語を覚えるでも良いですが、何度も書いて覚えるというのは、非常に効率が悪いです。
大切なことは、「覚えているか」どうかの確認が必要なのです。別に同じ漢字を5回書こうと10回書こうと見ながら書いている限り、回数には意味がないのです。
ただ、「何度も書いた」ということで、「達成感」だけは得られる、実は「ただの指の運動」をしただけ、になってしまうのです。
「記憶」するためには、「ひらがな」を漢字に出来るか、隠して書く、隠して書く、という風にしなければ、いくら書いても身につかないのです。
隠して書く、という形でやれば、2、3回で覚えられるものです。
「覚える」のが目的なのか、「指の運動」をしているのか、良く考えることです。
目的は「覚える」ことのはずです。