目標
こんばんは。塾長の鈴木です。高校生の多くは定期試験ですね。今日、ある大学の先生とお話していたのですが、「塾の方が良いですね」と言われました。どういうことかと言いますと、「塾」は、目的があります。つまり、定期テストで点数を上げるとか、入試に合格する、とかです。大学生の場合、人にもよりますが、目的があやふやではっきりしないために、なかなか勉強にも身が入らない人もいるわけです。やる気のない子に教えることほど、大変なものはありません。やる気のある子は、打てば響くという感じで、塾も同じですが、教えがいがあります。もっとも、やる気をはじめから持っている子の方が少ないですね。学年があがっていくごとに、意識が高まっていく、ということはあります。やる気のない子の場合、どうやって、その子に興味を持ってもらうか、ここが講師の腕の見せ所でもあります。でも、これは、「勉強の教え方」とはまた別の能力で、人を惹きつける力ともいえると思います。
方向性
こんばんは。塾長の鈴木です。今日から西中原中の生徒さん達は、中1は自然教室、中3は修学旅行ですね。楽しんできてもらいたいものです。さて、人生の節目節目においては、方向性を考えることになります。その方向性というのは、なかなか見えない、そいうこともあるかもしれません。しかし、その方向性は、頭で考えても出るものでもなく、実際に行動をしてみて、初めて感じる、わかる、というものです。「どうやっていいかわからない」といって、何もしないことがNGです。「どうやっていいかわからないから、とりあえず、やってみる」これが正解です。そうすると、自分が考えもしなかった答え、方向性を見つけられるのです。
向き不向き
おはようございます。塾長の鈴木です。何事もそうですが、向き不向きというものはあります。ただ、不向きだからしなくていい、ということが出来れば良いですが、そういうわけにもいかない、ということの方が多いかもしれません。では、そういった時にどのように対処すれば良いかということですが、状況にもよりますが、それが得意な人に手伝ってもらい、逆に自分が得意なことでその人を助ける、ということなどが考えられます。後は、本当に正攻法では自分が太刀打ちできないというのであれば、同じ結果を出すべく知恵を使って自分の得意なことで結果が出るように持っていくということがあります。ここで言いたいのが、一番向いていないと思っていながら、本当に向いていなくて、しんどいのであれば、その方法は使わない方が良い、という信号だということです。知恵を使えば、自分の得意な分野を使いながらも結果を出す、ということは出来ると思います。
評価される人とは
こんばんは。塾長の鈴木です。高校生も遅くまで試験勉強を頑張っているようで、質問のメールが深夜でも届きます。今は、スマホがあるから、わからないところは写メで送って聞いてくれればすぐに返答できますし、便利ですよね。少し、塾とは話がそれるのですが(いつもそれてますが)、会社などの組織において、評価される人とは特徴があります。それは、組織内における自分の立ち位置を見つけているひとです。つまり、「○○さん」と言えば、「○○に強い」などのようにです。といいながら、実は、そこは、本筋ではありません。もう少し掘り下げて、では、その人は、なぜ、その「○○に強い」のでしょうか。それは、理念があるからです。ある組織において、どのように持っていきたいというような理念やビジョン、志があるのです。ただ、「○○に強い」というだけでは、足りないのです。それを支える、物事を俯瞰的(ふかんてき)に見る力ともいえます。言われた仕事が出来る、そんなのは、数年もやっていれば誰だってできます。ある組織は何が足りなくて、業界での立ち位置はどこなのか。そして、どの方向に持っていけば良いのか、それを明確に持っている必要があるわけです。つまり、それはトップの視点ともいえます。
自分のせい
おはようございます。塾長の鈴木です。この時間になると、ウグイスやら、なんやら、いろいろな鳥たちのさえずりが激しくなります。さて、私は時々、仕事や、転職の相談などを友人や後輩たちから受けることがあります。人の相談を聞くのは、ある意味、大好きです。どうやったら解決できるかを考えるのも好きだからです。そういったところで、塾の仕事というのは向いているのだろうなと思います。なぜなら、生徒さん達はそれぞれ自分の目標や、また課題があって、それを実現させるために来ているわけですから。普段の授業、というところでは、それぞれの科目を教えるわけですが、案外、それだけではないんですよね。点数を取れない子というのは、取れない理由が、勉強時間以外にもあったりするんです。小中学生に多いのが、なんでも他人のせいにするような子はなかなか伸びにくいです。(他人のせいにしている、と認識している子は逆です。認識している子は、実は自分のせいだと気づいています。)勉強に限らず、人生において、所詮、目の前の結果は全て自分のせいです。それに気づかない限り、なかなか結果が出せない。他人や環境のせいにするというのは、自分を変えようとしないから、成長しないんです。ですので、私は、通ってくださっている生徒さんの結果がなかなか出なければ、それは自分が見ている子かどうかに限らず、全てわたしのせいです。私はいつもそのように考えています。
具体的に
こんばんは。塾長の鈴木です。生徒さんに何か指示を出す時には、非常に具体的に出す必要があります。その話の前に、一つ、私の経験を伝えます。以前、歯医者にて、「もっと丁寧に磨いてください」と良く言われました。で、自分なりに丁寧に磨いて歯医者にいっても、全然できていない、と何度も言われました。そんなとき、同じ歯医者の別の担当の人から、「1本の歯につき、10回ずつ磨いてください」と言われて、それを行うようになってから、行ったら、「以前と全く違って綺麗になっている」と言われました。で、実際、年単位で歯医者に行く間が空いても歯石が殆ど残らなくなりました。いままでとは全く違うことが私自身も実感できました。それ以来、それを心がけているのですが、この具体的な指示が大切なのです。「漢字をちゃんとやるんだよ」こういうのは指示ではありません。全く、意味のない言葉です。「漢字をやるように言ったのですが」というような、講師側の責任のがれのための言葉にもなりません。誰だって、やらなければならないことくらい、生徒さんも知っています。具体的に言わないから、生徒さんは自分の基準(かなり低い基準)でしかやらないのです。もし、漢字を指示するのであれば、「○○のテキストを1日2ページずつ、何もみないで、書けるようにして、書けなかったところはチェックをつけて、それを3回繰り返して。」と、例ですが、このように言わないと、やらない子が殆どなわけです。もちろん、少ないですが言われなくてもやるような子は、言う必要がそもそもありません。「自分でやる」「出来るようにする」こうしないと点数にならないわけですから。どんな科目だってそうですよね。ある単元を解説だけして解けるようになるような子などまず、いません。演習を解いて理解して、解けるようになって、点数になるわけです。この解き方を理解するだけで終えてしまう子が、案外多いのです。これは殆ど点数にならないのです。理解するにも時間はかかりますけどね。最後の一押し、解けるように、がなければ、テストにおいては勉強が無駄になると言ってもいいでしょう。