最後に走るか?
こんばんは。塾長の鈴木です。先日、数検に合格したある生徒さんについて書きます。その生徒さんは、数検の一週間前、せいぜい半分程度しか正答率がありませんでした。数検の場合、1次と2次があるのですが、ざっくり7割り以上点数がとれる必要があります。私「今の状態だと、100%落ちる」生徒さん「いやー、100%はないでしょ。受かるかもしれないでしょ」私「過去問で7割り越さないのに本番で越せるわけないじゃん」その翌日、生徒さん「ねぇ、先生、数検まで授業毎日入れて」と言いにきました。(授業のコマはとっておいたりすることが出来ますので、テスト前に使ったりできるようになっています)そこからは、毎日授業を入れて、授業の時間は本当にまじめに取り組みました。たった数日でしたが、試験前日の過去問では、1次試験がほぼ満点、2次試験も8割超えていました。そして、本番も本人が出来たと言っていたとおり合格。数検に限りませんが、最後の時期にどう過ごすのかで、全く結果は変わってきます。
言う前にやれ
こんにちは。塾長の鈴木です。毎日暑い日が続きます。ただ、この夏休みもあっという間に終わりますね。私が、まだ、20代前半の新入社員だったころ、ある本で、こんなことが書かれていました。「どんなに優れた計画を作るよりも、実際に実行された失敗の方が何倍も優れている」なので、いろいろ不平不満をいろいろなことに対して、言っている生徒さんがいたりすると、「あのね、いう前にやろうよ」と言ってしまいます。どんな不平不満も私は全て、その人自身が作り出したものだと思っています。「ぶーすか」「ぶーすか」(円谷プロの快獣ではありません)言っている子と、言わない子では、出す結果も違います。言っている子の方が、往々にして点数が悪くなります。多分、「ぶーすか」「ぶーすか」言うことで、力を使ってしまっているのかもしれません。会社などの組織でもそうですね。文句を言うだけで、終わっている人は、ただの仕事が出来ない人、その問題点を解決しようと、行動している人は仕事が出来る人、ですね。
教える
こんにちは。塾長の鈴木です。色々な生徒さんを教えていく中で、20年前などに自分がかつて、新入社員として働いていたときのことを思い出すことがあります。社会人になって、ダメダメな自分に対して、上司はどうやったら、育てることができるのか、いろいろと考えてくれていたのだなと、10年、20年たってから、ようやく気付くことがあります。子育ても同じだと思います。なかなか、親として思って伝えていることが伝わらないということがあるかと思います。それはもしかすると、その子が親になったときに、ようやく伝わるのかもしれません。教えている側が見ている世界と、教えられている側が見ている世界は異なります。テストの点数を上げる、偏差値の高い学校に行く、それはそれで目指すものかと思いますが、10年後、20年後、その子たちが大人になり、親になったとき、役立つことを伝えていくことが大切なのかなと思います。たぶんそれは、普段から接する中で伝わっていくものかと思います。私も普段は、いわゆる、「勉強」を教えていますが、子供たちは、それ以外の、「行間」ともいうべき、人との接し方、生き方というのも、無意識に見ているのかもしれません。
間違えてもいい
こんばんは。塾長の鈴木です。生徒さんによっては、「間違えてはいけない。間違えたら恥ずかしい。」と思ってしまっている生徒さんもいます。最初は誰しもあると思います。ある意味、大人だってありますよね。生徒さんにも何度も伝えるのですが、「ここは間違えるところなんだよ、テストや学校で恥をかかないために、ここで間違えていいんだよ。」ということです。間違えるから、「ここは、こうやるんだよ。」「あ、そっか。」を繰り返していくわけです。間違えてはいけない、と思ってしまうと、緊張してしまいますから、ますます間違えるし、おまけに、頭にも入らなくなってしまいます。個別指導なのに、書いているところを見せないようにする子もたまにいます。これが、普通に見せられるようになると、実は点数はどんどん上がります。見せないように、間違えても気づかれないように・・としていると、どんどんおいていかれます。もちろん、個別指導ですので、見せてもらうんですけどね。生徒さんが、「あ、間違えても良いんだ」と思ってもらうには、自信をつけてもらう、そして、生徒さんの事を認めること、そして、生徒さんに「間違えを見せても良い」と認めてもらうこと。それを一つずつ積み重ねていきます。お互いに歩みよる、そして二人三脚で進めていく。これが、教えるということかと思います。
積み重ねが最強
こんばんは。塾長の鈴木です。だんだんと夏休みが近づいて来る感じがします。今は、保護者面談を毎日行っております。生徒さんの勉強にしても、ビジネスにおいても、積み重ねは最強だなと感じます。勉強というのは、中学から高校までをカウントしたとしても、最大6年ですが、この中で何をするかで差がつきます。中学生で小学校の計算が出来なくて、一桁の点数をとってしまうような勉強に苦労している子も、授業以外に毎日毎日自習に来て計算を繰り返している子は、あるところで、グンと伸びます。その子その子の状況にもよりますが、結果が出るまでにかかるのは、大体、数カ月から長くても1年です。ビジネスにおいてもそうなのですが、私がメーカーのエンジニアだったときも、計画は数年から10年位で見通しを立ててました。市場が大体、こんな感じで動いていって、他社はこういった位置に行くだろうな、そうしたときに、自社がどの立ち位置に行けばよいのか、その中で、自分の立ち位置はどこにいて、どういった準備が出来れば良いのか。そのために、先を見据えて毎日毎日を積み重ねていきます。話しはそれましたが、勉強も同じですね。ビジネスよりも、先が非常に読みやすく、対処もしやすいのが勉強です。なぜなら、試験というのは、範囲が決まっていますから。そして、基本的には50年前も今もあまり変わっていません。非常に変化が遅い分野です。ただ、一つだけ、ビジネスよりも難しい点があるとすると、期間が限られているということです。皆、1年経てば次の学年に進まなければならないわけで、皆同じタイミングで同じことを学び、同じ試験を受けて・・というその人その人の強みを出すということが難しい部分があります。その中でも、積み重ねは、小手先の技術よりも強いです。
距離感
おはようございます。塾長の鈴木です。ようやく、中学の定期試験も終わり、これからは高校生の定期試験ですね。ただ、高校生の場合は、それを推薦に使うのか、また一般受検で受けるのかなどで変わりますので、少し定期試験の位置づけは変わります。中学1年生は特に、初めての定期試験でした。他の学年にしても結果をほぼ受け取りましたので、なかなか、反省点があります。そして、今は保護者面談を行っているのですが、生徒さんたちと接する際に大事なことは「何を伝えるか」よりも、「距離感」だと思っています。どうすれば、生徒さんに伝わるのか。そこに伝える内容以上に大切なこととして、「心の距離感」だと思っています。それが遠すぎても伝わらないし、近すぎても伝わらない。親ではない、第3者として、どうやって、伝えていくか。実際、伝えていることは、保護者の方と案外、同じことを言っていたとしても、私たちだから伝えられることもある、と思っています。生徒さん達の目の前の勉強という一つの課題に対して、どのように取り組むのか、どのように対処するのか、どのように目標を達成するのか。これは、生徒さん一人ひとり異なります。それをどの距離で伝えるのか、ということです。