こんばんは。
塾長の鈴木です。
西中原中が、今年は、定期試験が早いので、GW明けは、すぐに試験対策ですね。
さて、よく単語を覚えるというと、書いて覚える、と聞きます。
しかし、その方法は、一番、効率が悪いです。
何度も紙に書いて覚える、と言いますが、必要な能力は、いかにたくさん書くか、ではなく、いかに短い時間で、多くの単語を、覚えるか、です。
何度も書いたところで、横に書いたのを見て書いている限り、「覚える」ことにはなりません。
もちろん、ひたすら時間をかければ、そのうち覚えるかもしれませんが、「書く」ということと、「覚える」ということは使う能力が異なります。
私が、以前、ある先生から教わった方法なのですが、書くは書くでも、「指で書く」ということがあります。
わざわざ、紙に書いていると、横に書いているのを毎回隠しながらならば、悪くないのです。(スピードは落ちます)
でも、そんなことするくらいなら、指で書けば良いのです。
指で書くということは、実際には書いていませんので、覚えてないと、指を動かせないのです。
また、指で書くと書くスピードも実際に書くよりも早いです。
「書く」能力と、「覚える」能力は違う、この点に気づいたら、何度も書いて覚えるなどということは、無駄だということに気づくはずです。
何度も横に書いてあるのを見ながら書いているのは、ただの指の運動です。
ただし、覚えているかどうかを、確認するために、「書く」という作業は、最後に必要です。
例えば、日本語を英語で書けるのか、というときに、指で書いたのでは、本当にあっているかわかりませんから。
ただ、これを言っても、すぐに楽な「書く作業」にうつる子もいます。
書いていると、勉強した気分になりますし、それに記録も残る。
覚える作業って、結構、しんどい人にとってはしんどいです。
その点、ただ、何度も書けば良い、というのは楽です。
そこに逃げてしまう子も多いです。