こんばんは。
塾長の鈴木です。
もうすぐ2時ですから、appleの発表ですね。
何が発表されるのか、楽しみです。
さて、世の中にあるサービスを見ていて、少し気になるものがありました。
タクシー業界は、平成元年には、1年間の乗客数が33億人とピークを迎えていましたが、今では、16億人(平成24年度)と半減しています。
そして、車両台数は平成元年も約25万台、今も約24万台(平成24年度)と殆ど変わっていません。
ということは、お客さんが半分に減ったにも関わらず、働いている人たちの数は減っていないということになります。
そうすると、1台あたりの売上が半減しているということが予想できます。
平成元年より、現在の方が、明らかにお年寄りの数は増えていますし、そして少子化の影響もあり、子ども一人あたりにかける金額も増えていますから、タクシーを使うシーンというのはなんとなく増えそうです。
しかし、増えていない。
とすると、一つはやはり価格が高すぎるということがあるということですね。
タクシーのサービス自体は良いものですから。
あともう一つ、別に電車で移動すれば、わざわざタクシーを使わなくても良い、そして家から駅までも近くに住むということが多いのかもしれません。(地方は除く)
タクシーの価格も難しいのだと思います。
なぜなら、もともとは倍のお客様が利用していたのに、雇用は確保しているわけですので、そうすると、売上を落とさない為にも、単価を高くせざる得ないわけですね。
価格を下げられないというのは、そういうところもあるのかと思います。
ただ、人口はそれほど減っているわけではありませんので、本当に必要なところに必要なサービスを提供することでタクシーの市場というのはいくらでも大きくできますし、恐らく、金額を下げてもやっていけるようになるのだと思います。
ガチガチの規制の中で、業界を守ろうとするあまりに、単価も下げられない、サービスも新たに出せないなど、色々な歪が出ているのかもしれません。