こんにちは。
塾長の鈴木です。
多くの中学、高校で学ぶことの一つに、「ねばならない」ということを教えられます。
つまり、一人一人の個性を伸ばす、というのではなく、「こういう時には、こうしなくてはならない」というような、「ねばならない」ということです。
ですので、海外で育った人が、日本の中学校に入ったりすると、非常に違和感を感じるそうです。
「ねばならない」はやはり必要な部分もあります。
例えば、礼儀などですよね。
その礼儀、というのは、「相手の為のもの」なわけです。価値観というのは、皆、人によって異なります。
なんでも、自分の価値観で通用するというのは、普通はありません。
世の中には、ルールを守るのが好きな人もいるわけです。いわゆる、きちっと、決まったことを決まった通りにすること、させることがしっくりくる、などです。
でも逆にルールを守るのが大嫌いな人もいるわけです。人に何かを強制させられることが大嫌いという人もいます。
世の中は、いわゆる、色々な価値観を持つ人たちがいるわけで、別に何が正しいとか、何が間違っているとか、そういうことは何も本来はありません。
私も24歳位までは、「ねばならない」で生きてきたように思います。でも、その時に、「あれ?」と何か違うように感じたんですね。
その時まで、普通に理系の大学を出て、その関連する業種のシステムエンジニアになり、仕事もある程度落ち着いてきたときでした。
「自分が一番したい事は、これなのかな、もし、会社辞めるボタンがあれば、自分は押すだろうか、と考えた時、あ、100%押すだろうな」と思いました。
それで、実際に退職して進んでいったわけですが、ある意味、「自分で自分の道は選んでいい。なんの制限もなしに。」と気づいたのがその時でした。
「ねばならない」ということを学ぶ必要はあるかと思いますが、それに一生縛られる必要もないわけです。
将来やりたいことなんて、はっきり見えない時は見えないものです。
私も、人生の節目ごとに、ビジョンをたててはいますが、結構変わってしまいますし、今ですら10年後は予想できません。
だったら、今、この瞬間、何をやりたいか、ということで選択をし続けていくことで、自分の道が出来ていくのだと思います。