こんばんは。
塾長の鈴木です。
季節の変わり目ですので、体調を崩す人も多いのではないでしょうか。
さて、いよいよ中学生は定期テストです。
よく、学生は、「今度の試験は難しい」などという事を学校の先生などから聞くと、ビビッてしまう子が多いように思います。
大人の視点で見れば、
「自分だけが難しいテストを受けるならともかく、皆同じなんだから関係ないじゃん」
ということです。
ただ、厳密な意味では生徒によって注意する必要はあります。
問題が簡単になると、平均点が上がります。
通常は60点位ですが、それが、70点代になると、多くの生徒が80点代などになり、差が非常につけにくくなる反面、全く勉強がわかっていない生徒と思いっきり差がつきます。
問題が難しくなると、平均点が下がります。
例えば、40点位の平均点の場合、いつも60点~70点の子が、40点~50点になるわけです。
その中で、勉強が苦手な子でも、20点位とれたりすることで、実は差が小さくなります。
逆に、得意な子は、平均が40点代であろうとも、80点代をとったりすることで、成績の5などを狙いやすくなります。
このように考えてみると、勉強が苦手な子にとっては、難しい方が有利に働く場合もあるし、得意な子にとっても有利に働く可能性はあります。
ところが、成績が5段階の3~4位のいわゆる普通の子にとっては、難しいか、簡単かは全く関係ないのです。
ただ、時間配分は気を付ける必要がありますね。
難しい問題の場合、簡単な問題は確実にとらないとならないことがありますので、時間配分せずに解くと、普段平均点とれている子がおもいっきりこけるということもあるでしょう。
どんな試験においても、問題が配られたら、
(テスト時間-5分)÷問題数=1題あたりの時間
を出して問題の半分位のところ(例えば15題あれば8題目のところ)にしるしをつけて、時間(終わっていなければならない時間)を書き込む。
それを基準に解くと、本当は解けたのに解けなかった、ということを無くすことが出来ます。
これは資格試験などでも有利ですし、試験勉強の計画においても役立ちます。
「量」÷「日数」=1日の勉強量
これをやるかやらないかで、大きく差がつきます。特に部活等で忙しい人には役立ちます。