こんばんは。
塾長の鈴木です。
数学が苦手な子の多くは、
途中式を殆どかかないか、書いてもよくわからない式を書きます。
それは、答えが合っているとか、合っていないことについては何の関係もありません。
途中式が殆どない生徒さんの多くは、解くスピードが遅く、またミスが多いという傾向もあります。
生徒さん的には、「途中式があってもなくても、答えが合っていればいい。」などと思うのかもしれませんが、基本的にミスが多く遅いというあまり良い結果はでません。
目安的に、数学の成績が5段階評価で2~3の生徒さんに多い傾向です。きっちり後でみても、誰がみてもわかるように書く子は4になります。さらに、以前間違えた問題はきっちり出来るようにして、普段から数学に自分から親しんでいる子というのは5になります。
ですので、大体、ノートの計算の仕方を見れば、その子がどの程度の力を持っているのかはわかります。
数学を教える時というのは、計算や問題を解く時のコツなども教えますが、まだ成績が3程度の場合は、きちんと途中式をかけることが第一ステップになります。
もっとも、今まで書いていない子が途中式をきちんと書けるようになるには、なかなか時間もかかります。
それは、生徒さん自身が、「途中式を書くと時間がなくなる」など、本当は間違った考えを持っていたりすることで、治らなくなってしまうのです。
当たり前ですが、素直な子は伸びるのも早いです。
頑固な子は自分のやり方にこだわるために、伸びるのも時間がかかります。
こういったことは、勉強に限りませんね。