8月の中旬になりましたが、まだまだ暑い日が続いております。外出するときは熱中症に気をつけて、水分補給をこまめにしようという言葉を様々なところで耳にすると思います。ですが、ただ水分を補給すればいいというものではありません。摂り方に注意が必要です。

・水を大量に飲む。
一見、良さそうに見えますが、実は危険です。汗を沢山かき、体の中の塩分が減っている状態で、水を大量に飲んでしまうと、さらに体内の塩分濃度が下がってしまい、「低ナトリウム血症」という別の病気になってしまいます。軽いものだと頭痛やめまい、下痢などで済みますが、重くなると意識障害、けいれんなどを起こしますので、気をつけて下さい。

・スポーツドリンクを飲む。
これが一番正解です。水分だけでなく、塩分も同時に摂取することが一番熱中症を防ぐことに繋がります。ひとつ注意してほしいのは暑いからといって、キンキンに冷えたものを大量に飲めばそれだけ体に負担がかかります。少し温くなったものを飲むようにすればなお良いですね。

・炭酸飲料を飲む。
どうせ水分補給するならおいしくて好きなものを飲みたい。そう思い、コーラやファンタなどの炭酸飲料を選んでしまうことはありませんか?最近の調査で炭酸飲料を普段から飲んでいる人は飲まない人に比べて30%アルツハイマー病にかかる可能性が高いというデータが得られています。アルツハイマーとは認知症のもとと言われる病気で、脳に特定のたんぱく質がたまり、脳が委縮することにより記憶障害などの症状が現れます。最近では若い世代でも発症することが多いため、注意を呼び掛けています。このアルツハイマーは現代医学では治療することはできません。できるのは発症を予防すること、進行を遅らせることのみです。罹ってからでは手遅れですので、普段からよく炭酸飲料を飲んでいる方は少し抑えたほうがよいかもしれませんね。

まだ夏休みは続きますが、体に気をつけて過ごして下さい。