現在、大多数の人が使用しているスマートフォン。いつでもどこでもインターネットができ、ゲームができ、メールができ、と様々なことができるためとても便利なものです。ですが悪い面が存在しているのも事実です。
「歩きスマホ」による事故、深夜までLineやゲームをすることによる体調不良や成績不振、心あたりがある方もいるのではないでしょうか。
WHO(世界保健機関)はこの状況を鑑み、6月よりスマホ依存症、オンラインゲーム依存症を「病気」とすることを公表する予定です。このゲーム障害は、(1)ゲームをする衝動が止められない(2)他の興味や日常生活よりもゲームを優先させる(3)良くない結果が出ているのにゲームを続けたり、プレイ時間を増やしたりする(4)個人や家族、社会、学習に深刻な影響が出ている。という4点と画像診断などで依存度を判定する予定だそうです。
国内での潜在的な患者は420万人、中高生に限れば50万人以上いると予想されています。アルコール依存症などと同じように「本人が自覚することは難しく、家族や周りからの指摘で判明することが多い」ということですので、少しでも思い当たる方はすぐに相談しましょう。
ゲームを全くするなというのではありません。友達との話題作りのツールなどとしてゲームが選ばれることが多い現代です。ですが、貴重な中高生の期間をゲームだけで終えてしまうことはとても悲しいことです。今にしかできないことはたくさんありますので、自分の生活をまずは振り返ってみて下さい。