こんばんは。
塾長の鈴木です。
勉強でも、仕事でも良いのですが、何をすれば良いかわからない、と感じることがあるかもしれません。
もし、そう思うのならば、今、目の前にあることを死ぬ気で取り組めば良いのです。
中学生くらいでも、「勉強のやり方がわからない」などといいます。
本当のところは、「勉強のやり方」がわからないのではありません。
「楽にできる、勉強のやり方を知りたい」「大変なことはしたくない」という場合が殆どです。
確かにある程度の勉強の方法はあるにはありますが、全く取り組みもしないで、言うのは順番が間違っています。
水の中に入ったことのない人に、泳ぎ方を教えることはできません。
まずは、自分で水の中にもぐってみたり、水って、こんな感じなんだ、あの人はあんな風にやっているんだ、じゃあ、こんな感じかな・・
など、自分でまずはやってみることです。
学校の勉強というのは非常に単純で、何を覚えれば良いかは、はっきりとわかっているのですから。
ただ、覚えるのが嫌だとか、机に向かうのが嫌だとか、そういうケースの方が多いです。
「勉強の方法」という技術はあるにしても、水泳と同じで、自分で泳がなければ、それを使うことはできないのです。
「何をすれば良いかわからない」のではないです。
「目の前のことをやりたくないから、何か他に良い方法はないか」
と逃げていても何も見つかりません。
まず、目の前のことをこれ以上ないといえるだけやり切ったのか、それを振り返る方が先です。
塾や家庭教師のパンフレットなどにも、「お子様は、やる気がないのではありません。勉強の方法がわからないだけなのです」などというキャッチフレーズを使っているものがあります。
だから、「方法」を伝えればできるようになるのです、みたいな。
人は機械ではありませんから、先日の「やる気スイッチ」と同じで、即効性のあるものというのはありません。
何度も何度も、少しずつ少しずつ、それが正解です。
かつて、ビール会社のシェア争いの際には、様々な形をしたビール瓶に入れたりする歴史を読んだことがあったように思います。
中身ではなくて、見せ方で売るという方法です。
この塾業界も、いかにしてお客様を集めるか、ということについて、中身ではなく、CMや広告での見せ方のうまいところがシェアを伸ばしてしまう、という時代ではないといいなと思います。
個人的には、今の時代は、本物志向になってきているのではないかと思っています。