おはようございます。
塾長の鈴木です。
夏の予定、ようやく形になってきました。
6月の後半から大体来れそうな時間帯で仮の形で作成しておき、皆さんから予定表をもらって予定を修正していく、という形をとっています。
予定表を作りながら、少し昔の事を思い出しました。
かつて、メーカーの社員だった頃、1カ月だけでしたが、ある別のメーカーの新社屋の工事現場に出ていたことがあります。
そこでは、建物の外側やガラス、照明などは既に出来ていて、あとはある設備の内部配線や装置の設置などを行う工事でした。
そこで、ある委託業者の社長さんが、配線を私に指導しながら言われたことがあります。
内容は、ある一つのまとまった配線を何十セットかを作る作業でした。
「こうやって、一つ出来上がったらね、その場で、もう一度、その配線に間違いがないか、確認をするんだよ。最後にこれをやるかやらないかで、全く完成度が変わるんだ。」
これは当たり前のことかもしれませんが、私にとっては、非常に有用なことでした。
100個作ったら、1個位間違えがあって良いものではないのです。
1個間違えていたら、組み込んでしまったら今度はどこにミスがあるのか、見つけるのがかえってやっかいになります。
つまり、最後の詰めを行うかどうかで、目先の確認する時間より、後で多くの時間を失うことがあるということです。
今、生徒さん達に勉強を教える時も同じです。テストなどでのミス自体は誰だってする可能性はあるのです。
それをどうやって無くしていくのか。
一つコツになるのは、「あっているはずだ」と思ってみない事ですね。
「必ず間違いがどこかにあるはずだ」と疑って探すことです。
誰しも、自分の解いた問題はあっていて欲しい、という願望があります。だから、自分のミスは良く自分では見つけられないということもあります。(見つけたくないという裏の願望)
ただ、テストでは他人に見直しをしてもらうことは出来ませんから自分で疑ってかかるしかないわけです。
解いた後に、どこかでミスをしているはずだ、と思って探すのと、あっているはずだ、と思って探すのでは、ミスの検出率は大きく変わるでしょう。
方法論も大切ですが、意識の持ち方でも大分変るのです。