こんばんは。

塾長の鈴木です。
子供たちに何かを伝えるときに大切なことは、やはり子供の視点に立つことが出来ることです。
正しいとか、間違っているとかではなく、子供の視点から見たときにどのように感じるものなのか。
それをまず理解したうえでモノを伝えることが大切なわけです。
同じ間違いを何度もする場合は、いろいろ理由はありますが、まず、子供がそのことを理解していない、ということがあります。
もちろん、キャパシティの大きい子であれば、「まずはやってみよう」とできますが、どうしても我流にこだわってしまう不器用な子もいます。
そういう時にも、例え正しい方法でも、押し付けてはならないわけです。
なぜならば、それは子供の視点では、正しいことではないからです。
例えば、途中式を省いてしまい、いつもケアレスミスをするような子がいたとします。
そういう子に、「途中式は書いて」と言ってもなかなか書かなかったりします。
それは、反発をしているというより、その子なりの理由があったりするのです。
例えば、「自分は計算が遅いので、書く量を減らして、速く出来るようにしている」などです。
そこを聞き出して、「いやいや、頭の中でやろうとした方が実は時間がかかっていて、書かないということはミスが起こりやすいんだ」ということを伝える必要があるわけです。
そのため、子供から話を聞き出すことや、または言わない子ももちろんいますので、言わなくてもキャッチする必要があります。
押し付けるのではなく、相手の理由を聞いて、説明する。そして納得した上で変更してもらう。
こういったことはどんなビジネスでも必要な事ですよね。子供だからといって、押し付けてもダメなわけです。
もちろん、いろいろなアプローチがあるかとは思いますが、私自身が押し付けられることが苦手なので、一つ一つ説明していきたい、ということもあります。