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楽しいかどうか。

2015-04-20T04:46:57+09:002015年04月20日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。私は、判断基準として「楽しいかどうか」ということに重点を置いています。例えば、私がエンジニア時代には出張が多かったのですが、お客様と話すのが楽しく、また、出張は旅行と言いながら、現地の食事や景色、そして移動時間とワクワクしていました。今、生徒さんに勉強を教えるのも、正直楽しくて仕方がない、という部分もあります。「わからない」ということを聞くと、ワクワクしてしまいます。「どうやったら、この子が理解して身に着けてくれるだろうか」ということを考えて色々な方法でアプローチをするわけです。大学で非常勤講師も行ったりしますが、なぜ、その依頼を引き受けたかと言えば、「面白そう!」と思ったからです。まぁ、実際は片道2時間以上かかり、準備が相当かかるのですが、今の大学生たちと話すのもこれも面白いんですよね。約130名に毎回アンケートをとるのですが、学生から出る質問全てを整理して回答をつけて印刷して配ったりしています。(学生によっては、この資料をつくるのにどれだけ時間がかかるんですかと驚かれたりします)でも、楽しいから、役に立てるからやるわけです。実は準備には1回の90分の講義に毎回40時間位使っています。出来ること、全てやろう、これ以上ないと言えるところまでやろう、そう思っています。「楽しいから」これが基準です。何事もそうですが、「義務感」で行っているものは続かないと思いますし、成果も低いと思います。「楽しいから」全力を尽くすことが出来るのだと思います。そして、何事も「楽しめる」心のしなやかさが大切かと思います。

暗記の意味

2015-04-19T03:44:46+09:002015年04月19日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。今、入試で行っているテストは、「暗記型」であり、時代遅れと言われることもあります。そこで出てきたのが、最近の中高一貫校で出題されるような、「考えさせる」問題なのかと思います。ただ、基本的に定期試験をはじめ、殆どの入試も「暗記型」のテストですね。私が学生時代においても、暗記させるような科目、例えば社会や古文などですね。そういったものは、非常に意味がないと考え、むしろ毛嫌いしていました。「調べたらわかることを暗記することになんの意味があるのか」と。ただ、今になって考えると、「覚える」ということにも意味があるように思います。それは、覚えていること、身に着けている知識というのは、なんらかのアイディアを出したり、また、解決策を出すときに、自然に使っていたりするからです。テストや入試で点数をとるだけならば、数学でさえも「パターン学習」でクリアできます。ただ、数学好きにとっては、「パズル」を解いているだけなんですよね。つまり、「解くこと」が楽しみなわけです。ですので学生時代は、「うんうん」うなって考えるのが好きで、勉強方法としてはNGなことをやっていました。(指導する際は、限られた時間の中で一題でも多くの問題を解けるようになって欲しいので、通常はすぐに「解き方」を身に着けてもらいます。「うんうん」うなって考えたければ、それは家で自分の趣味としてやれば良いわけで。)ただ、私がその学生時代に身に着けた「考えて解く」ということも実は今になって普段から活かしているようにも思うのです。何か課題があれば、「どうやって解決したら良いのかな」と考えるわけですが、これが面白いわけです。今のは数学の例ですが、当然、他の科目でも誰しも身に着けたからこそ、実は良く使っている、ということはあるように思います。「暗記した知識」だけでは、活かすのは難しいかと思いますが、それを「さまざまに組み合わせる」ことで、新しい事が出来るのだと思います。

消しゴムを使うな

2015-04-17T04:31:14+09:002015年04月17日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。勉強の苦手な子の特長として、例えば数学でうまく計算が出来ないと、すぐに「全部」消し始めます。そして、もう一度やったらうまくいったから、それでよしとする、というような勉強方法をやる子もいます。これは、やってはならない勉強方法です。その子としては、「出来たからいいや」と思っているかもしれませんが、一番重要なことを落としているのです。全部消してしまってやり直した為に、「なぜ間違えたのかがわからなくなる」ということです。計算がうまくできなかったのならば、それをきちんと、原因を見つけるチャンスだったのです。それなのに、全部消してしまい、なにを間違えたか良くわからないけど、出来てしまった。これは絶対にやってはならないのです。こんなことをやっていると、いくら勉強をしても点数が上がりません。テストの時にもやって、「解けない解けない」とやっていて時間切れになるわけです。消しゴムを使うなというのは言い過ぎですが、ある意味本当です。1文字2文字消す為には使って良いです。ただ、何か良くわからないから、全部消す、これが間違った勉強方法なのです。だから、「全部を消すような消しゴムは使うな」ということです。なので、私は、全部間違えた、やり直したい、という時には、授業中であれば、そこを講師が見ることで原因は見つけられますが、自分で勉強をしているのであれば、一本斜めに線を引けばそれでいい、と言っています。そういう形になっていれば、あとで、「うまくできなかったんだけど・・」と講師に相談すれば解決できますよね。うまくいかなかった、原因は絶対に見つける必要があるわけです。何度も書いて、何度も消して・・。どの科目でもそうですが、こんなことをやっていたら、時間はいくらあっても足りません。前に進んでいないのですから。作文なども同じですね。消すんだとしても、一本線で消せば、「アイディア」や「素材」としては活きますので、次のステップに進めるのです。私が生徒さんの勉強を教える時も特に勉強が苦手だと思っている生徒さんに、最初に教えることの一つです。「消しゴムで全部を消すな。原因をみつけろ。」

かなえたい事があることは幸せなこと

2015-04-17T03:42:44+09:002015年04月17日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。歳をとると、人にもよりますが、あまり「欲望」がなくなる人もいます。それは、それだけかなえられる可能性が減ってきたと感じてしまうからかと思います。そもそも「欲望」というと、あまり良いイメージは持たれないかもしれませんが、「欲望」がある、ということは、それだけ、目指すものがある、というとても楽しい状況ともいえます。幼児は「あれも欲しい、これも欲しい」とテレビに出てくる全てを欲しがります。まぁ、テレビなどはそういう欲しがるような宣伝を流しているからでもありますが、それだけ、幼児はパワーがあるからともいえます。心が沈んでいると、「何もしたくない」となりますよね。でも、心が弾んでいると、「これもしたい、あれもしたい」となりますね。「何もしたいことがない」という時期もあるかもしれませんし、そういう時は何もしなくて良い時でしょう。でも、多くの場合、それは飛躍する前の、足を縮めているときかもしれません。もちろん、飛び上がることは自分にしかできません。待っていても何も起こりません。

良いとは

2015-04-16T03:29:32+09:002015年04月16日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。私は、結構オーディオの音質にはこだわるのですが、「良い音」とは何か、と言えば、これはまた難しいものかと思います。数値に出来るものと出来ないものがあるんですよね。本来、音には、大きさと周波数しかないはずですよね。まぁ、位相もありますが。低い音から高い音まで出れば良い、ということになるはずですが、同じ周波数帯域でもメーカーによってやはり違う。結局のところ、味付けなのだと思います。原音に近い音が必ずしも「良い」とは感じない場合もあるわけですし。これだけ多くのオーディオメーカーがあるということは、それだけ、多くの人の「好み」が異なるということともいえますね。「良い音」というのは、これは「好み」ですから。音に限りませんが、「良い○○」というのは、何を持って「良い」とするのか、人によって価値観が異なるということですね。

無意識の選択

2015-04-15T04:23:31+09:002015年04月15日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。物事には、「無意識の選択」というものがあります。自分では自由に選んでいるつもりでも、いつもの「クセ」で選ぶ、というようなことです。そうすると、いつも同じようなものを選んでしまったり、何かを選ぼうとしても、自分の望むものがない、ということになってしまったりします。本当は、選択肢はいくらでもあるにも関わらずです。例えば、休日に何をしよう、という時に何をしたら良いかわからない、という時があったとしたら、それなど良い例かと思います。本当は、殆ど無限に選択肢はあります。でも、いつも選んでいる中から選ぼうと無意識にしているために、新しい答えが出せない。そういう場合は、全く選ばないようなものを選択するのも一つでしょうし、それを例え選ばなくても、そういうことを考えることで、全く違う選択肢が出てくる、ということは良くあります。

人生に無駄はない

2015-04-14T03:55:35+09:002015年04月14日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。物事を達成する為には、「コツ」というものがあるかと思います。聞いた話ですが、石を割る時には、石の眼を見つけて、そこをハンマーでたたくことで、簡単に割れるそうです。そういった、物事の「要」となることを抑えることで、何らかの物事を達成する、ということを「コツ」というのならば、それはそれで確かにあるのだと思います。しかし、人生においては、「コツ」や「効率」などというものは存在しないと思います。はたから見れば、ストレートでうらやましいと思われる人生であっても、別にそれはその人の人生であり、回り道をした人であっても、それもまたその人の人生です。そもそも、人生においては、「コツ」などというものはあまり意味がないのでしょう。振り返ってみたときに、「要だった」と思えることがあっても、それは別に狙っていくものでもないですし。逆に、はたから見たら「なんて無駄なことを」と思われるような人生だとしても、それもまた見当違いというものでしょう。人には人の生き方があるわけですから。自分がベストと思うことをめいっぱいやっていけばそれで良いわけです。

自己認識

2015-04-12T01:29:28+09:002015年04月12日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。勉強が苦手な子に多いのが、「自分は勉強ができない」という認識が強いことがあります。実はどれだけ勉強をしても、十分に点数をとれるようになったとしても、「自分は勉強ができない」という意識が強いと、それだけで、点数を大きく下げるようなことをしてしまうことがあります。つまり、本当は出来る問題なのに、それを何問も落としてしまう、ということをしてしまうのです。そのため、私が教える際にも、定期テストの目標点を決めて、その点数をまず意識してもらうようにします。それにより、「自分は○○点がとれる」という意識に変えていくのです。そのうえで勉強も教えていきます。その点、素直な子の方が伸びやすいというのはあります。ある生徒さんですが、その子は入塾前は数学が40点くらいでした。私が教えていく中で、「次は絶対に60点台ね」結果は65点。「次は絶対に80点台ね」結果は80点。「次は絶対に90点台ね」結果は93点。本当にかなえてしまうのです。その理由は、「自分は○○点が取れる」と素直に信じることが出来るからです。「自分はどうせ」というような意識を持っていると、なかなか点数が上がりにくいのです。これは勉強に限りませんよね。社会に出たって同じです。「自分は出来る」その想いが自信を作るわけですから。

具体的な目標

2015-04-10T22:55:23+09:002015年04月10日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。何事もそうですが、「目標」を持つ方が、「ラク」です。例えば、ランニングする際に、「何キロでもいいから、出来る限り速く走れ」などと言われては、かえってしんどいですよね。しんどいというか、ダラダラになりがちでしょう。5キロ走るのか、400m走るのか、具体的に決まるから、ペース配分も決まるわけですし。そのはっきりと具体的な数値目標を決めるから、それに向けて、具体的な方法をとることが出来ます。勉強だって同じです。○○校に行きたい、という目標が決まるから、それに向けて頑張れるわけです。出来るだけ、高いところを目指したい、というのでは、なかなか難しいでしょう。これこそ、「出来るだけ速く走れ」と言われているのと同じですから。そうすると、ダラダラになりがちなわけです。

多様性

2015-04-10T03:30:43+09:002015年04月10日|武蔵新城|

こんばんは。塾長の鈴木です。10年ぶりなどで、大学院の研究室の集まりがあったりしたとき、やはり驚かれることが、私がエンジニアではなくなっている、ということです。やはり、他の人は100%エンジニアをやっています。電機メーカー等で様々な研究開発を行っているわけです。逆に、教室を尋ねに来る営業マンなども、私の前職がエンジニアということについて、驚かれることも多いです。ただ、塾にしても、もっと多様性が求められるようになりますので、私のような例も珍しくなくなるように思います。塾の世界しか知りません、という人よりも、様々な社会経験を積んだ人の方が、教えられることもあるかと思います。学校の先生などもそうですね。社会に出たことがなく、学校しか知らない、では、子供たちに教えられることは限られてしまうでしょう。今後人に何かを伝える、という人は、様々な分野の人が入ってくるように思います。