自由研究
おはようございます。塾長の鈴木です。毎日、本当に暑いですね。中学生の夏休みの宿題を見ていて、もったいないなぁと思うものの一つに、自由研究があります。テストで点数をとれない子ほど、「出せばいい」程度のものを出そうとします。学校の先生にもよるとは思いますが、こういった、何をやっても良い系というのは、やればやっただけ評価されるんですよね。本来ならば、点数をとれない子ほど、めいっぱいの事をやればいいのに、最低限のことしかやらず、なるべく楽なやつ、とか、時間のかからないもので、となります。少なくとも高校は成績の合計点で評価されるのであれば、誰にも負けないくらいの自由研究を出したら、それはそれで通常は加点になります。そうすると、テスト80点程度でも、成績が5になったりする、ということもあります。つまり、+1されたりすることもある、ということです。めいっぱいの事というのは、中学生であれば、レポート40~50枚程度で良いかと思います。理科が好きな子や、確実にプラスαをねらう子はそれくらいやってますね。もっとも、通常、写真などで、原理や、実験方法などのページが多いだけで、別に文章でめいっぱい書くわけではありません。書き方にもコツはあります。それでも、枚数が多いだけでインパクトがありますから。それでいて、内容にもよりますが、実験が終わったのち、レポートを作る時間はせいぜい、4、5日かければ終わるでしょう。ですので、見た目ほど、本当は大変ではないんです。ただ、「出せばいい」程度の人に比べれば、何倍も評価は変わります。部活で忙しいといっても、お盆休みもあるでしょうし、別に毎日16時間拘束される部活はないでしょう。時間はあります。確実に。テストはみんな頑張りますから、差をつけるのが難しい部分もあります。テスト勉強もするけれども、プラスαで考える。別にさきほどの枚数までなくてもいいですが、成績を確実にあげたければ、それもすればいいだけなのに、「カンタンにすまそう」とするのが、もったいないな、と思います。みすみす、本当は誰でも取れるところに手すら伸ばしていない、むしろ、「成績悪くていいです」と言っているようなものです。自由研究に限りませんが、目いっぱいの事をやるから、個性が出るんです。本来、一人として同じ人はいませんが、適当なことをするから、差が見えないのです。