入り口から決めるか、出口から決めるか
おはようございます。塾長の鈴木です。高校生は定期試験も終わり、今度は中学生の定期試験ですね。さて、今、大学での講義をする際に学生たちから質問を受けるのですが、「就職に有利にするためには何をしておけばよいのか」という質問を受けます。なんで、そうやって逆から考えるかなぁ、と思います。確かに企業のアンケートを見れば、「コミュニケーション能力」とか、「主体性」とかなんとかいろいろ書いてあります。だからといってそれを磨くのは本末転倒です。本当は、「あなたが今、力を入れたいことは何か」ということです。学生の皆さんにも伝えていることなんですけどね。自分が今、興味がある、力を入れたい、ということに対して力を入れていくから、それが魅力になるわけです。今、世の中ではこういう人材が必要らしいからこれをやろう、という逆から考えるのではなく、今の自分の視点で考える、本当はみな、この考えはもっていたはずです。ところが、毎回の定期試験のように、「○○から○○を出します」のようなものに慣れてしまっているために、「自分が」ではなく、周りに合わせるようになってしまっているのだと思います。自分の強みは自分が決めるもので自分が作るものです。