奇をてらう必要はない
おはようございます。塾長の鈴木です。何かニュースになることというのは、人と違う、ユニークな物事です。当たり前のことではニュースになりませんから。しかし、何らかの物事を進めようとするとき、やはり一番確実に成果をあげることが出来るのは、案外オーソドックスなやり方です。勉強の方法などは最たる例で、何か魔法のような方法があるのではないか、と思っている人、もしくはそういうものがあると思いたい人たちは多いです。良く、「コツを教えて欲しい」と。つまり、少ない労力で、最大の効果を得たいということですよね。確かに何かを身に着けるには、「コツ」は確実にあります。しかし、そういった「コツ」というのは、世の中の誰も聞いたことのないような、何かすごいことではないことの方が多いです。例えば、テストの点数で良い点を取りたければ、入試であれば、過去問と予想問題を何度も繰り返し、完全に出来るようにすることで、大体対応できます。学校のテストであれば、学校で配られた問題集を完全に出来るようにする、たったそれだけのことです。とにかく勉強をすることが好きで、部活もなく、勉強ばかりしている人であれば、それでは物足りないでしょう。また、難関校で、さらにトップをとるといったことは上に述べたことでは足りないでしょう。しかし、学校の成績で5をとるとか、そういうレベルであれば、基本をおさえる。つまり、今書いたような、学校のプリントや問題集を完全にする。それだけです。こんなことはあまりにも当たり前すぎて、これを聞いても「ふーん」位にしか思わないかもしれません。一つ、大切なコツとしては、「完全に」出来るようにすることです。学校の問題集をやったけど、テストで平均点しか取れなかった、というのは完全にしていないのです。8割方できればいいか、のように、ツメが甘いのです。そうすると、実際の試験では、6割程度しか点数はとれないでしょう。また、学校の問題集をやっても、平均点にも届かなかった、という人は、ただ、問題集を解いて終わりにしているからです。1回問題集を解いた人と、1回も解いていない人というのは、実は点数はあまり差がつきません。1回一通り解くにはかなり時間はかかります。それにもかかわらず、点数は何も勉強をしなかった人と変わらないのです。解いて、出来なかったところを解けるようにして、初めて点数になるということです。解いて、丸つけして答えを書き込むだけでは、勉強をしていないのと同じ結果しか出ないということに早く気づく必要があります。