植物図鑑0004(松下)
クマガイソウ【熊谷草】:Cypripedium japonicumラン科アツモリソウ属最近、珍しい植物がよく見つかります。一度見たかったクマガイソウに巡り会えました。根際から生える葉は大きな扇形で向かい合わせに2枚つきます。その葉の間から花茎を出し、茎先に1つの花を下向きにつけます。袋を下げたような花の大きさは10cmくらいあり日本の野生ランの中では一番大きく、その上なんとも不思議な形をしています。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類に、東京都レッドデータブックでは絶滅危惧ⅠA類に指定されています。和名は、その独特な花の形を武将の熊谷直実が背負った母衣に見立てたものです。本日4月13日の誕生花はこのクマガイソウ。花言葉は「見かけだおし」だそうです(笑)。