自分が出来ていないことでも人には言わねばならないこともある
こんばんは。塾長の鈴木です。今から20年ほど前、とあるIT企業に新入社員として働き始めたばかりの頃、ある上司からいろいろと指導を受けていました。今でも覚えていることの一つに、こんな事を言われました。上司「俺も出来ていないこともある。それでも、お前には言わなければならないんだ。もちろん、言っている本人が完全に出来てるに越したことはないけれども、出来ていなければ言えないというものではないんだ」当時、これも驚いたことの一つです。ただ、とても大切なことのように思います。もちろん、指導する立場の人間が、言っていることを全てできていればそれは理想でしょう。でも、出来ていないこともあるけど、それでも、「こうあるべき」という教えなければならないこともあるわけです。指導される側というのは、子供にしても、20代の新入社員にしても、揚げ足を取ろうとしてしまうこともあるでしょう。「言っている本人が出来ていないんだから、言うな」と。しかし、その考えは間違っているわけです。少なくとも、指導される側の自分自身も出来ていないわけですから、直そうとする必要があるわけです。どんな相手であれ、神様ではなく人間です。できていないこともいっぱいある。皆、それぞれに自分の課題を解決しながら、成長していく過程なわけです。先に述べた上司から学んだことは、他にもここに書ききれない位のことがありますが、一生涯使える指導をしてくださったわけです。自分も、少しでも近づけるよう、生徒たちにそういった「一生涯使える指導」をしていきたいと思います。