何をしたいかわからない
こんばんは。塾長の鈴木です。今は、大学の講義の授業のパワポを作っています。授業は、「キャリアデザイン」という今風な授業です。学生からの多い質問では、「何をしたいかわからない」という内容が多いです。「将来、何をしたいかわからない」というのは、実はもっともなんですよね。なぜなら、バイトはしたことがあっても、たいして、まだ、社会にどのような仕事があるかもわからないわけですから。それにも関わらず、数十年働くかもしれない会社を就活という一定期間の間に選ばなければならないという。塾の生徒の中学生たちにも、たまに聞くのですが、多くの場合は、何をしたいかわからない、です。私は、社会に出てからも、いろいろと方向転換しながら見つけていけば良いのではないかと思っています。中学生、高校生は、どうしても、定期試験だとか、部活の大会だとか、学校の行事だとか、自分が決めたわけではない行事にうちこむ必要があったりします。ところが大学生になると、理系は確かに大変なのですが、それでも自由度はそれなりにあります。「将来、やりたいこと」ではなく、「今、興味のあること」をとことんつきつめていくことが、やがて、自分の「将来」につながるのではないかと思っています。そういうところでは、小学生だって、中学生だって、本当は同じです。さすがに定期試験や受験前は、勉強しろ、と思いますが、普段は、「動画を見るのが好き」「ゲームが好き」「アニメが好き」ならば、それはそれで良いと思っています。もし、夢中になることならば、もしかしたら、その先に何かがつながっているかもしれないからです。何に向いているかわからないのは、何かに夢中になったことがないからです。