増え続けるプラスチックゴミ、どうなる地球
今日の科学ニュースは先月の続きです。海に大量のプラスティックゴミがあふれている話をしました。では、みなさんは今、地球上にどのくらいのプラスティックゴミがあるか知っていますか?プラスティックが作られるようになったのは今から60年ほど前の1950年代です。わかるかな?答えはなんと83億トンです。多くの人がピンと来ないと思います。事実私もどれくらいなのか想像もつきません。ですが、多くの科学者たちはこの数字を見て、驚愕したそうです。この大量のプラスティックゴミの内、焼却されるのはわずか12%で、リサイクルされるのも9%程度です。残りの約79%はゴミとして廃棄されてしまいます。プラスティックは時間が経つと分解されて自然界にかえりますが、その時間は400年にもなります。このままの状態が続くと、海洋生物などにも悪影響を与え、今世紀半ばには魚の数よりもゴミの数が勝ることになるという噂です。地球がゴミの星にならないために今、我々にできることがないか、考えてみる必要がありますね。