みなさんは寿命について考えたことはありますか?

医学が発達して日本人の平均寿命は女性87.26才で世界2位、男性81.09才で世界3位を誇っています。

1960年代は67才だったことを考えると医学の進歩の偉大さを感じずにはいられませんね。

では、人間以外の、今回は宇宙の寿命について考えたことはありますか?

宇宙は138億年前に起こったビッグバンによって生まれたと言われています。これまでの観測や研究では、あと数百億年で寿命となると考えられてきましたが、26日に東京大学と国立天文台の発表により、あと1400億年は続くそうです。

では、なぜそのように考えられたのか、簡単にご紹介致します。

宇宙には光や電波で観測できない「暗黒物質」と呼ばれるものと、宇宙に満ちている「ダークエネルギー」という2種のものが存在します。暗黒物質は強い重力によって宇宙を縮める力を、ダークエネルギーは宇宙を膨張させる力があります。この力は常にせめぎ合っており、それによって宇宙の将来は決まります。

ダークエネルギーが勝てば、宇宙は膨張を続け、全ての物質が崩壊します。暗黒物質が勝てば宇宙は収縮し、消滅します。つまり、つり合いが取れているのが一番良いということですね。

今回の調査では、約1000万個の銀河を調べ、その重力の流れから1400億年まではゆるやかに膨張を続けるという予想になったそうです。 遠すぎて私達には想像もつきませんが、そのころ世界がどうなっているのか

見てみたいものですね。 このような未来を探る学問は夢が広がりますね。皆さんも興味がありましたら調べてみて下さい。