柿生

4.映画監督に必要な能力

2014-12-11T15:24:12+09:002014年11月06日|柿生|

映画監督に必要な能力 それでは「映画監督」という仕事だけを考えた場合、どのような能力が必要となるのでししょうか? ①コミュニケーション能力映画製作の仕事は集団作業です。1つの場面を撮影するのに、場面を撮影するカメラマン。光量を調節する照明技師。役を演じる役者。役者の着る服を準備するヘアメイク、スタイリスト。その場面を演出する美術スタッフなど、たくさんのスタッフが関わることになります。監督は撮影現場の責任者なので、組織を運営していくコミュニケーション能力が重要になります。  ②場面構成 なぜ私たちは映画を見るのでしょうか?楽しいから。気分転換のため。やる気を出すためなど、人によってさまざまな理由があります。それらの多くに共通していることは、現実の世界では経験することのできない「疑似体験(現実には経験するのが難しい出来事を再現して、まるでその場にいたかのような経験をすること)を実感するためです。この「疑似体験」を映画を見る人に感じてもらうため、重要なのが「画え」です。私たちが画面やスクリーンを見るとき、当たり前ですが「この場面には○○という意味があります」「じつはこのとき、主人公は△△という気持ちだったのです」という監督からのメッセージはありません。では、どのようにして見る人にそのメッセージを伝えるかというと、場面の構成を工夫するしかありません。  国語の物語文の読解問題を思い浮かべてください。「A君は笑顔で手を振っていたが、彼の背後には、急に黒い雲がおおいはじめていた」この文章から、A君にこれからどのようなことが起こるでしょうか?という問題があったとします。始め、A君は笑顔であるということから、きっとA君には良いことがあった。プラスの印象を見つけることができます。しかし後半、黒い雲がおおい始めた、とあるので、これから雨が降ることが予想されます。晴れから雨への変化は、一般的にプラスからマイナスへのイメージの変化です。このように、文章として表わすことなく、その場面を見るだけでメッセージを伝えることができるのです。 映画も同じように、画面に監督が伝えたいメッセージが直接的に表現されていない可能性があります。そのため、カメラの撮り方や役者の演技などの工夫によって、映画を見る私たちにメッセージを伝えているのです。 この場面構成をどのように表現するかは「写真」を通して練習することができます。写真を撮るとき、角度や倍率を少し変えるだけで、まったく別の世界が生まれます。旅行などで写真を撮る機会があれば、今の気持ちや伝えたいメッセージを意識して、写真を撮ってみてくい。

3.映画製作の仕事

2014-12-11T14:57:40+09:002014年10月30日|柿生|

「映画製作の仕事~1本の映画を作るには~」 映画業界の中でも一番希望する人数の多いのは「映画製作」の仕事です。たまに映画やテレビドラマを見ていて「ここはちがうな~。こうしたらもっと面白いのに」と思うことは、誰しもあると思います。そのような「自分の世界」を直接表現できるのが、映画製作を仕事とする一番の目的だと思います。    映画を1本作るのには多くの役割が必要です。例えば、下に書いたような仕事があります。 ○映画俳優、役者 ・・・その作品に求められる人物を演じる○脚本家、シナリオライター ・・・映画作りにおいての設計図。土台となる重要な部分 ○カメラマン・・・機材の管理から、撮影まで。監督の望む画を探し出す。 ○照明技師・・・目立たないが必要な仕事。心情を作り出す背景を工夫する。        ○美術スタッフ・・・映画の世界観を創造。非日常の世界を作り出す。 ○映画スクリプター(記録)・・・撮影した動画の記録や管理を行う。 ○編集・・・情報は80%が視覚から。映画のイメージを決定づける。  他にも ○録音技師 ○ヘアメイク ○スタイリスト ○視覚効果(VFX、CG製作)など・・・。 どの仕事も映画を作る上で欠かせませんが、映画の良し悪しを決めるうえで特に重要な仕上げが「映画監督」と「プロデューサー」です。この2つの仕事は似ているようでまったく違います。 「映画監督」 先ほど書いた様々なスタッフといっしょに、1つの作品を作り上げる仕事です。例えば、カメラマンにもっと別の方法で撮影してもらいたい場合、そのカメラマンが撮影可能である技術を把握しておく必要があります。また、この場面で「A」という撮影技法を使えばもっと迫力のあるシーンが撮影できるとします。その時、監督がその技術を知らなければ、より良い映画が作れません。映画監督は撮影だけを行うのではなく、それぞれのスタッフの技術を理解しておく必要のある、大変な仕事です。 「プロデューサー」 プロデューサーは映画製作の現場には関わりませんが、映画製作を別の面から支えることが仕事です。ある映画を撮影する計画が始まったとします。どのような映画を撮影するのか?主演はだれにするのか?映画撮影の予算はどうやって確保するのか?映画撮影が始まる前に、解決すべき問題は山のようにあります。プロデューサーはこれらの問題を解決していく、重要な仕事です。   この2つの仕事の違いを分かりやすい言葉にすると、「映画監督」=映画を創る仕事(創る…原型のなにもないところから、作り上げる)「プロデューサー」 =映画を造る仕事(造る…原料・材料を組み立てたりして,形のある物をこしらえる。) 「自ら映画を撮影したい!」と考えている人は映画監督を。「いままでにない、こんな映画があればなぁ~」と考えている人はプロデューサーを。映画製作という大きなまとまりの中に、これだけ多くの仕事があります。自分が何をしたいのか。よく考えて、自分の将来を考えてみてください。

2.「映画配給」と「映画興行」の仕事

2014-12-11T14:21:47+09:002014年10月16日|柿生|

映画配給 「私は映画が好きだ!こんな面白い映画があるから、もっと多くの人に知ってほしい!」と思っている人にとって、向いている仕事です。実際に映画製作の現場、映画上映の現場に立つことはありませんが、間接的に映画が成り立つのを支える重要な仕事です。  映画配給の仕事は、大きく3つに分けられます。①    買い付け業務映画の買い付けとは、製作会社からその映画の権利を買うということです。映画を上映するのにも、テレビで放送するのにも、DVDで販売するのにも、その権利を製作者(製作会社)から買わなくてはなりません。仕事の難しさとして、高額な値段での取引となるため、ヒットする映画を確実に選ばなければいけない点があります。映画そのものの面白さはもちろん、多くの人に観てもらわなければ売り上げが立たないので、その時代の流行やニーズを見極める力も求められます。 ②    営業業務映画の権利を買ったならば、その映画を私たちに観てもらわなければいけません。そのため各映画館に対し、契約して権利を持つ映画を販売することが、営業業務の仕事です。以前は「チェーン」(東宝系列であれば、東宝の映画しか上映しない)や「ミニシアター」(個人での運営なので、売れる映画というよりも、マニアックな映画が上映されることが多かった)が主流でした。一方現在は、海外から輸入された形の「シネマコンプレックス」(1つの映画施設で複数のスクリーンを持つので、人気作品からマニアックな作品まで、利用者に合った映画を見ることができる)が主流になってきました。多くの映画が放映されるので、今までよりも多くの映画が求められます。映画館のニーズ・私たちのニーズを分析し、ぴったりの映画を販売するのが仕事です。 ③    宣伝業務その映画がいくら面白くても、誰も知らなければ見られることはありません。どうやって私たち「お客さん」にその映画を知ってもらうかを考える仕事です。その映画の主題歌を人気歌手に歌ってもらうなどの「タイアップ(結びつく、協力、提携)」。映画の主人公をイメージした香水を開発して販売するなどの「マーチャンダイジー(商品化)」など、多くの人に、映画の存在を知ってもらうために、工夫をこらします。また、宣伝業務の中には、映画に登場する役者へのインタビューなどもあります。直接芸能人と話がしたい!という人にもおススメです。 映画興行 映画配給と同じように 「私は映画が好きだ!こんな面白い映画があるから、もっと多くの人に知ってほしい!」と思っている人。その中でも、映画を見たお客さんの反応を見たい。現場に立って、直接映画と触れ合いたい人は、こちらが向いています。  具体的な仕事としては、上映する映画やそのスケジュールを決定する「事務関係」。チケットの販売や入り口での入場確認などの「チケット関係」。ポップコーンやパンフレットを販売する「物販関係」。他にも、会場内の備品の確認や清掃など、さまざまな仕事があります。  1つの業界の中でもいろいろな仕事がありますが、サービスの対象者は誰なのかで仕事の内容は大きく変わります。・B to B=Business to Business  =企業間取引⇒1つの契約で動く金額が大きいので、話がまとまるまでに時間がかかる。1度契約してもらえれば、その後も契約を継続してもらえる。◎扱う商品も重要だが、それ以上に、1人の人間として信用してもらえるかが重要。 ・B to C=Business to Consumer  =企業と一般消費者⇒スーパーなど、お客となるのは私たち。1度きりの利用で終わることも多い。◎判断基準の上位に「値段」がある。「安い」ことが大切。自分がどんな仕事に就きたいのか?1つの参考にしてください。

1.「映画にかかわる仕事」

2014-12-11T14:07:51+09:002014年10月02日|柿生|

「好きな映画って何?」と聞かれたならば、誰しも1つか2つはお気に入りのタイトルを思い浮かべることが出来ると思います。私も映画が好きだったので、高校時代は友人と映画館に行ったり、週末はゲオに行き、お金がないので週末に観る映画を1本借りるのに1時間かけて選んでいました。おすすめの映画についても、もちろんあります! 洋画     『S.W.A.T』   2003年  監督‐クラーク・ジョンソン『ターミナル』  2004年 主演‐トム・ハンクス『バック・トゥ・ザ・フューチャー』1985年主演‐マイケル・J・フォックス邦画 『魔女の宅急便』 1989年 監督‐宮崎駿『サマー・ウォーズ』2009年  監督‐細田 守『ピンポン』  2002年 監督‐曽利 文彦 脚本‐宮藤 宮九朗私たちにとっても身近な存在である「映画」ですが、それを「仕事」としてみた場合、どのような姿になるのでしょうか。「映画にかかわる仕事」  一言に「映画監督になりたい!」と言っても、1本の映画を成立させるためには、映画監督はもちろん、さまざまな人の協力で完成します。まずは「映画監督」という業種にとらわれず「映画」という業界を広く見ていきます。私たちが映画を見るまでには、大きく分けて3つの業務に分けられます。①映画製作…映画を撮影する②映画配給…映画を宣伝する ③映画興行…映画を上映するいくら映画監督が素晴らしい作品を撮ったとしても、それを宣伝してもらわなければ、私たちはその作品を知ることができません。また、その映画を見たいと思っても、上映している映画館や、DVDを販売している会社がなければ、それを見ることができません。これら3つの形態は、お互いに支えあい、バランスをとる必要があります。

将来の夢はありますか?

2014-09-26T14:16:46+09:002014年09月23日|柿生|

先生や両親に 「勉強しろ!」と言われて勉強を始めても、なかなかはかどりませんよね。それが本人の意思に反する行動であるため、効率が悪く、またすぐに飽きてしまいます。では、勉強をするうえで大切なこととはなんでしょうか?ベテラン先生の指導。わかりやすいテキスト。様々な要因がありますが、1つ大きな割合を占めていのが「将来の夢があるか?」ということだと思います。    あなたは将来の夢を決めていますか?それは、「お金持ちになりたい」というあいまいな願いかもしれませんし、「学校の先生になる!」という具体的なものかもしれません。いずれにしても、将来の夢が決まっている人は、その目標にたどりつくために何をしなければいけないのか。ゴールにたどりつくために「勉強」が必要であれば、自然と勉強をしようというモチベーションが生まれるのです。    ファインズに通う生徒に将来の夢を聞いたところ、何人かはすでに具体的な職業を見つけています。まだ決まっていない生徒にも、おぼろげには目標が見えています。その中の1人は「映画監督になる」という夢を教えてくれました。私も小さなころから映画が好きで、大学生のときに、映画監督になるにはどうすればいいか、調べたことがありました。私は専門家ではないので、それが本当に正しい内容であるかは分かりません。しかし、少しでも参考になればと思いますので、他の職業を目指している人も、1つの参考としてもらえれば幸いです。

川崎高等学校附属中学校

2014-09-19T18:24:52+09:002014年09月18日|柿生|

先日、新校舎が完成したばかりの川崎市立川崎高等学校附属中学校に行ってきました。柿生駅からの通学方法は、南武線乗り換えでJR川崎駅まで向かい、そこから5分程度バスで移動します。かなり遠い学校ですが、とても魅力的な学校です。 設備面ですが、公立中学校・高等学校としては、かなり充実した設備と言えるでしょう。屋内プールや屋上テニスコート。体育館や教室も広々としたスペースを確保しており、日常生活をのびのびと過ごすことができると感じました。とても魅力的な校舎ですが、その中でも特に注目するべき点が3つあります。1つ目は、ICT教育の導入です。生徒には1人1台、タブレット端末を購入してもらい(リース契約)授業や各自の調べ物に活用します。板書などのアナログで行うべきものはそのままに、両者の融合された形がありました。校舎設計に携わった先生にお話を聞いたところ、フィンランドの学校を事前に見学し、最先端のICT教育環境を、学校作りの段階から取り入れたそうです。 プロジェクターなどの機材は全て教室に設置されており、使用する教材や生徒用の参考資料も電子化されているため、面倒な準備は必要ありません。2つ目は「木」を大事にした校舎作りです。校舎の外観こそコンクリート造りですが、中に1歩入ると、いたるところに木材が使用されており、暖かみが感じられます。3つ目は、生徒と教員との距離感です 各教科の教員は、生徒が自由に行き来できる「教員ST」で事務などの作業を行っており、そのそばには、生徒の質問に対応できる「メディアスペース」があります。分からない問題があった場合でも、すぐに教員に相談することが可能な環境が整っています。実際に校舎を見学し、ただ新しいだけではなく、いたるところに工夫がされている点に驚きました。特に、ICT教育については他の学校と比べ、1歩も2歩も先んじており、10年後のスタンダードを先取りしたような学校であると感じました。 次回の川崎市立川崎高等学校附属中学校の学校公開日は9月24日(水)、25日(木)、26日(金)です。 施設見学と授業公開が行われるので、ご興味のある方はご参加ください。

夏期講習の風景 1

2014-07-24T17:48:19+09:002014年07月24日|柿生|

中学3年生にとって、夏休みの取り組み方で、第一志望の学校に合格できるかが決まると言ってもよいでしょう。現時点で、中学3年間で勉強するべき単元のほとんどは、既に学習を終えています。秋からは本格的に過去問を解き始めますが、そのためには、この夏で各単元の基礎的な内容をしっかりと復習しておく必要があります。長時間の勉強に加え、8月にはサマーセミナーもあるので、精神的にも体力的にも大変な夏になると思います。しかし、皆さんの思い描く志望校に合格するため、一緒に頑張りましょう!

夏期講習が始まりました

2014-07-24T17:39:28+09:002014年07月23日|柿生|

23日から夏期講習が始まりました。 せっかくの夏休みだから思いっきり遊びたい!その気持ちも分かりますが、学校で勉強しない夏休みだからこそ、しっかりと勉強する必要があります。学校では新しい単元を勉強する目的と共に「勉強する」という習慣をつける目的もあります。夏休みだから勉強をしなくてもよいのではなく、学校があるときと同じように、勉強をする必要があります。 1人では勉強に集中できないという人は、是非ファインズに来てください。他の小学校の友人を作る、良い機会になりますよ。

神奈川県立高校入試問題 ご存知ですか?

2014-07-24T17:41:42+09:002014年07月10日|柿生|

神奈県立高校の入試に挑む皆さんは、2014年の入試問題を見たことはありますか?中学3年生の皆さんは当然1度は解いていると思いますが、昨年までとは問題の傾向が大きく変更されることとなり、特に「理科」は、全国一難しいとも言われています。ファインズでは2014年度の入試問題を分析し、高得点を取るために必要なポイントをご紹介しています。ファインズグループのHPで、各教科の解説動画をご覧いただけます。現在、中学1年生・2年生の皆さんも、きっと参考になると思うので、是非ご覧ください。

ワクワク体験教室 やきそば7変化

2014-06-27T13:33:25+09:002014年06月27日|柿生|

ワクワク体験教室に参加した皆さん。お疲れさまでした。 慣れない実験器具を使ったので大変だったと思いますが、 もう1つだけファインズからお願いです。「焼きそばを作って楽しかったよ♪」「変な色だったけど(笑)美味しかった!」新しい出来事に挑戦し、“楽しい”と感じることは大切ですが、それだけで終わらないでください。この体験教室に参加した皆さんは、短い時間の中でたくさんのことを勉強しました。 実験器具を使う時、どのようなことに注意すればよいのか?そもそも、なぜ焼きそばの色が変わったのか?(『指示薬』という言葉を覚えていますか?) これから小学校高学年、中学生、高校生と成長する中で、きっとこの日に体験したことが役立つ日が来ます。 いつか来るその日に備えて、この日の出来事を忘れないでください。