武蔵新城スクールの鈴木です。

どの親だって、子供たちには幸せになってほしいと願っています。

ただ、その幸せになる方法が、自分たちがやってきた方法が子供もそうだとは限らないわけです。
限らないどころか、大半の子には当てはまらないでしょう。

その理由は、そもそも時代が変わっていますし、親と子供は全くの別人です。
どれだけ長く接していても、別人格であることは確かです。

それでも、自分の子供に対してはどうしても、失敗して欲しくない、と考えてしまいます。
そういう親も、人前で若い人たちに話す時には、「多くの挑戦をして欲しい(失敗も含む)」などと言ってしまっています。

つまり、頭ではわかっているのです。
失敗しないと学ばないということについてです。
でも、自分の子供が失敗することは見たくないわけです。
場合によっては、その被害を受けることもあるわけですし。

動物は、100年後もきっと同じことをします。
でも、人は100年後は全く違うこともします。

人は動物とは違うんです。
親の時代に通用したことが子供の時代に通用しない、これは人だからです。

親が子供にできることは、自分の生きる背中を見せること、話を聞くこと、環境を用意することくらいでしょうか。

少なくとも子供が望んでもいない親の成功パターンから考える「何かをやらせる」ことではないでしょう。