こんばんは。
武蔵新城の鈴木です。

クラーク博士の「少年よ、大志を抱け」という言葉があります。
この言葉は、本当は「少年」向けではなく、クラーク博士が自分自身に言いたかった言葉に思います。

本題の前に少しだけ補足をします。
クラーク博士は、1876年に北海道の札幌農学校の教頭として日本にやってきました。
その時の年齢は50歳でした。
日本にいたのは9カ月程度だったそうです。
亡くなったのが1886年ですので、ほぼ晩年に近い時期だったことになります。

さて、本題のクラーク博士の言葉を紹介します。
お別れの挨拶だったそうです。

「Boys be ambitious!
Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement
not for that evanescent thing which men call fame.
Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.」

「少年よ、大志を抱け。
けれどお金を望み、私欲を満たし、名声を求める大志であってはならない。
人間が本来持つべきもののために大志を抱け」

引用:れきし上の人物.com

この言葉は今でも十分通用する大切な考え方です。

クラーク博士は、アメリカに帰国後も鉱山ビジネスを興そうとしたり、大学を作ろうとしたりとしたそうですが、失敗したそうです。
実際のところ、死ぬまで新しくビジネスを作ろうとしたりしているところをみると、とても野心家だったようにも見受けられます。
そういったところから、この続きの言葉は、クラーク博士の言葉ではないのではないか、とも言われています。

ただ、一つわかることは死ぬまで「少年の心」をもっていたのではないでしょうか。
クラーク博士は、この言葉を日本で子供たちに伝えたと同時に、自分自身にも言い聞かせていたように思います。

私も常に少年の心を持ち、死ぬまで挑戦し続けたいものです。