技能科目で点数を取らない子は要領が悪いと言えます。
本当は技能科目は一番点数がとりやすいからです。

中学生の場合、内申点というものがあります。
中2の学年末の成績と、中3の後期の成績×2の合計が一般的な内申点の出し方ですね。

科目によって、重点化(比重をかける)している場合もありますが、通常は、主要5科目と、技能4科目の価値は同じです。

もちろん、どの科目も成績がいいに越したことはないです。
ただ、短い時間で、ペーパーの点数が取りやすいのは技能科目です。
なぜならば、試験範囲が主要科目に比べると少ないからです。

点数がとりやすいにも関わらず、主要科目ばかり勉強して、技能科目を軽んじる。
それでも成績で5がとれているならいいですが、普通はそういうことはありません。

テスト前日になって、技能科目をちょこっと勉強しているような子が一番要領が悪いです。

主要科目で試験直前に数時間勉強したって、全く勉強していないならいざしらず、ある程度やっていた子ならば、もう、点数はそんなに変わりません。
ところが、技能科目ならば、1週間前から範囲を確認しながら、きっちり全範囲を勉強をしたら、恐らく、数時間程度の投資で高得点をとれる可能性があります。

もともと、技能科目の場合は向き不向きもありますが、実技がとれているのに、ペーパーの試験が悪いために点数を落とされている子は、まず、ペーパーの勉強をするべきです。

試験直前に技能科目をノーベンにして、主要科目だけ勉強するよりも、よほど成績があがります。

内申点は、9科目の合計です。(例外はあります)
それならば、簡単に点数がとれる科目を放置しておくのは要領が悪いはずです。

子供たちは、主要科目で点数を取れることが偉くて、技能科目でとっても・・のように思っている子もいますが、それは間違っています。
そもそも、どんな道に進むかは、まだわからないわけですから。